(14:00-、靖国会館)
会場は満員で、テレビカメラも3台ぐらい、入っていました。
「体罰」という言葉だけを見ると、何やら恐ろしい印象もありますが、
最近の学校では、
「廊下に立たせる」ことさえも、体罰として禁止されているそうです。
以下、メモ書きより幾つか。
藤田裕行氏(副会長)
当会は緩やかな連合体。
東国原知事の発言は、全くの偶然。現時点で当会とは、何の関係も無い。
(今後の活動方針について)
大同団結、ネットワーク。支部を作って、様々な活動をして欲しい。
支部でそれぞれ、主体的な活動をして欲しい。
例えば、戸塚ヨットスクールを、そのまま支部にする。
格闘技の世界で賛同している人も多い。
畠奈津子氏(発起人)
今年3月から、この運動を始めた。
4月28日に、発起人集会が開かれた。
加瀬英明氏(会長)
子供は、生まれたから人になるのではなく、躾けられるから人になる。
躾けることによって、初めて人になる。
子供は、動物に近い。限界を知らないから、限界を教えなければならない。
江戸時代、二万七千校あった寺子屋は、とても厳しかった。竹やりや鞭で打つなど。
体罰を禁止する法律自体は、明治からあったが、体罰は最近まで続いていた。
後藤新平は、子供の頃、悪いことをすると、藁縄で縛り上げられ、物置に放り込まれた。
意見交換より
南出喜久治弁護士
(『日本国憲法無効宣言』著者。徳永信一弁護士の永遠のライバル)
児童相談所の拉致事件に関わっている。児童虐待防止法が出来た段階で、
親の懲戒権が無くなった。体罰が出来なくなった。
松本道弘氏(国際ディベート学会会長)
論理より情理。当会は体罰に絞って活動すべき。仮想敵を作らない方が良い。
※南出弁護士と松本氏の発言が一番多かった。
南出弁護士は、DV冤罪や児相について熱弁を奮われていた。
杉原誠四郎氏(つくる会副会長)
※声が小さくて良く聞こえなかった。
戸塚宏氏(顧問)
我々は現場だから、現場のことを考えている。
議員は賛成しても、行動しない。落選するから。運動を広げれば動かせる。
理論的に勉強することで、自信を持つことが大切。
清水馨八郎氏(千葉大学名誉教授)
GHQが、修身教育や教育勅語を切ってしまった。日本の国体は忠と義を知ること。
「教」という言葉の右側は「むち」という意味。教育勅語の復活を。
勇気のあるリーダーが必要。
※個人的には、清水馨八郎先生の話が一番良かったと思いました。
※後半は、酔っ払いのようなオヤジが、時折やじを飛ばしていた。
記者会見
TBSむらた氏――どういったものを体罰として捉えているか>
加瀬氏――定義や、許される体罰、許されない体罰を、整理して行きたい。
TBSむらた氏――圧力をかけるという方法は?
加瀬氏――全国に支部を作って、地方議会、国会にアピールして改めていく。
TBSむらた氏――体罰の効果は?
加瀬氏――皆で研究し、これから考えて行きたい。
TBSむらた氏――体罰を無くしたことで、道徳が失われたという因果関係はあるのか?
(回答者不明)――学校では刑法が無いから、ルール違反しても罰を受けない。
戸塚宏氏が最後に一喝――体罰の定義を知らない人が批判するのが間違い。
日本を悪くしたのはマスコミと日教組。体罰は、進歩を目的とした有権力の行使。
勉強しなさい。理論ではなく科学で。
今回は、意外にも、親学にも繋がる話が良く出て来ました。
設立の経緯や活動方針を聞くと、不安な点が無いとは言えませんが、
経緯がどうあれ、何らかの成果に繋げることが出来れば良いのではないでしょうか。
(まほきゃすと)