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一喜一憂しないで行こう
林道義先生の「寸評」で次のような論評、呼びかけが出されました。我々の戦略に決定的に欠けていたものがある。それは政策担当者への直接の働きかけだとの指摘はまさに至言です。
これからは、中央に対する働きかけ、ロビー活動の推進が求められていると思います。
***
平成19年9月17日
一喜一憂しないで行こう
一寸先は闇とはよく言ったものだ。まさか安倍首相が政権を放り投げてしまうとは、誰が予想したか。こんなひ弱なぼんぼんに政権を託したのが間違いだったと、繰り言を言っても仕方ない。こんな腰砕けを予想せよと言うのが無理である。
それにしても、残念なのは、すべてが安倍政権以前に逆戻りしそうなことである。福田政権が実現すれば、中国・北朝鮮への不要な譲歩、派閥政治への逆行、フェミニズムへの媚びへつらい、どれをとっても逆行である。とくにフェミニズムが息を吹き返すのは、目に見えている。福田氏は政策として、「男女共同参画・女性の自立」を掲げた。「女性を男性から自立させる」のだそうである。猪口邦子氏のような取り巻きが大喜びしているところを見ると、「自立」とは「女性が働くこと」しか意味していないのだろう。古くさいフェミニズムの亡霊が生き返ったような錯覚に襲われる。
しかし、残念がっている暇はない。戦いの情勢がもとに戻っただけである。安倍以前の小泉-福田路線に戻るだけであり、我々は戦いを続けていくのみである。客観的情勢が不利になったらなったで、そこから改めて出発するしかないのだ。戦いに一喜一憂は禁物である。やるべき戦略を正しく設定し、断固実行するのみである。
これまでの我々の戦略に決定的に欠けていたものがある。それは政策担当者への直接の働きかけである。フェミニストの側はそれを全面的に展開してきた。その象徴が小泉政権下の福田官房長官(男女共同参画担当)へのフェミニストの働きかけであった。フェミニストは福田長官を囲んでは何度も一緒に食事をして、「説明」を繰り返してきた。彼女らによると、福田氏は長時間にわたってじつによく言い分を聞いてくれたそうである。
こういう働きかけを我々はほとんどしてこなかった。最近になって、岡本さんたちのグループが、外務省や国連を相手に、そうした活動を開始したばかりである。その戦略を、保守全体が共有し、政権への働きかけを強化する必要がある。「フェミニストの言い分を聞くなら、反対派の我々の言い分も聞くべし」と主張して、政治家や官僚へのレクチャーを増やしていかなくてはならない。
我々は今まで、地方から攻め上るという戦略を立ててきた。これは大きな前進を見た。宇治市の条例の実現、荒川区での奮闘と教訓、市川市の大勝利へとつながってきた。その動きとタイアップして、中央政権においても、男女共同参画基本法の廃棄と新法の制定に向けて、ねばり強く戦っていこう。
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